人がいるところ、祭りがある。外の芸、内の芸、道の芸、街の芸。日本伝統芸能を守る会は様々な芸能を色々味付けしてお届けします。
鞄`統芸能オフィス(旧社名:株ナカシン)は伝統芸能の企画制作を専門として30余年、法人組織化以前を含めると50年以上活動を続けております。特に学校での芸術鑑賞に、日本ではじめて寄席企画を発足しました。「学校寄席」や小学校向けの「わんぱく寄席」というのは今では学校の芸術鑑賞では定番の企画に成長しております。
日本はおよそ140年程前に300年間続いた江戸幕府(鎖国時代)を終え、開国時代に突入し、現在に至ります。そしてその間様々な海外の文化を受け入れて参りました。現在海外の文化、考え方に染まる日本人が増えておりますが、肝心な日本の文化をおろそかにしているという非常に残念な時代でもあります。海外の文化を受け入れられる柔軟性も大切ですが、やはり日本人であるからには日本の文化をまず理解すべきではないでしょうか。自国の文化を知った上で、海外の文化をも受け入れ、それから自分のスタイルを確立するべきではないでしょうか。
最近若者にはオリジナル性、つまり個性がないと言われております。個性、オリジナル性を養うにはまず基本がなくてなりません。日本人にとっての基本はやはり自国の文化の理解に他ならないと思います。
当社はそんな日本の文化の一端である落語、狂言、津軽三味線、和太鼓、邦楽、沖縄舞踊などの伝統芸能を全国の小・中・高校の生徒に紹介しております。ライブで観賞することで、その楽しさ、面白さ、そして奥深さを体験することは大変重要なことであり、学業と同様に大切なものであると考えます。
1994年頃には学校による週休2日制の導入、近年では2学期制の導入と、大幅に学校のカリキュラムが変更されており、先生も授業数確保、学校イベントの確保などで多忙のことと思います。しかし、そんな中でもぜひとも「ゆとりの時間」の確保をも大切にして頂ければこんなに嬉しいことはありません。
21世紀を担う青少年が世界に向かって自分を主張するためにも自国の文化を知るということは大変重要であると思います。海外へ行けば、その青少年がいわば日本の顔となるわけです。日本のこと、文化のことを知って、それを世界の人々とのコミュニケーションツールとして活用する、活用できる、そんな青少年育成のためにもぜひ芸術鑑賞の実施はお勧め致します。
日本伝統芸能を守る会
代表取締役 中坪 眞